中央フロリダ大学による新たな研究では、100万人の人々が火星に住み、食料の自給自足に必要となる資源活用と科学的戦略について調査されています。

火星で100万人の人々は自給自足できるのか

火星

研究で示された、人口増加、カロリー需要、土地利用、そして潜在的食料資源の詳細なモデルによって、火星での100万人の人口による食料の自給自足は、現在から100年以内に達成される事が計測されました。

研究者たちは、異なる食料資源を調査し、地球から供給される食物と、火星で長期間に渡って生産され得る食物の間の推移平衡に関して定量モデル化を行いました。

食物には、植物、虫、細胞農業(より少ない土地・資源で、細胞から既存の食物を生産する農業)を含み、エネルギーや水などなど食糧生産に必要なシステムも同様に考慮しました。

研究結果は、月や他の惑星での移住を考えるには、カロリーや栄養に関する日毎の最低値を割り出し、より効率的な生存方法を考えなければいけない事を指摘しています。

参考文献

Cannon, M. K and Daniel T. B. (2019). Feeding One Million People on Mars. New Space. DOI: 10.1089/space.2019.0018