一日6食に小分けして食事を行うのが痩せるのに効率的だという話を聞いたことはあるでしょう。
しかし、最近は一日3食や2食等の少ない回数の方が効果的であるとの意見もあり、どっちが良いのかと混乱している人も多いかと思います。
今回はその混乱を解くべく、答えを出していきたいと思います。
今昔の様々な食事方法とダイエット
少し前は一日に6回の食事をして小分けにするのがダイエットに効果的だと言われていましたが、最近はその食事方法も時代遅れだと言われるのを聞きます。
多くの専門家は一日に3回かそれ以下の回数で食事をするのが痩せるために良いと主張していますが、実際必要なカロリーを3回の食事に詰め込むのは厳しい、と感じる人もいるのではないでしょうか。
しかし、実際の所、最近示唆されている食事方法はまだ研究が幼く、新しく発見された見解によって意見が成されているにすぎず、これまでには様々な食事方法・食事回数による研究が行われているのです。
例えば、一日1回だけの食事(one meal a day、OMAD)スタイルはここ数年研究が成されており、この方法が合う人もいるようです。
OMADスタイルは、食事の時間割を制限することで行われ、例えば24時間のうち16時間を、朝食を抜くことで一時的に断食して、残りの8時間のうちに一回だけ食事をする方法(断続的断食法)などを行うことでダイエットに貢献する事が示されています。
更に最近の研究になると、朝食よりも夕食を抜く方が優れた効果を発揮するとの見解も出てきています。
断食方法も様々で、5-2プランでは、平日の5日間の間は普通の食事を行い、週末の2日間は少しの食事か全く食事を行わない方法を取っています。
このような研究は一時的なダイエットの流行を作り出していますが、新しい情報は大抵目新しさ故の偏見を少々含んでおり、新しきを誇張し、旧きを低く見る傾向があります。
しかし、新しいものは研究が十分に為されておらず、旧い方法ほど良く研究も実践もなされているのに違いはなく、新しいものを信奉するのは意味が通らないのです。
という事で、多くの食事方法に曝されて混乱している人もいるかもしれませんが、まずは基本的なダイエットの原則をおさえなければいけません。
痩せるにはカロリーギャップと代謝ホルモンバランスの2つが必用
継続的な脂肪燃焼には二つの事が必要です:
- カロリーギャップ(摂取カロリー<消費カロリー)
- 代謝ホルモンバランス
カロリーは体重減少に寄与し、ホルモンはその体重減少を脂肪の燃焼と持続性につなげる役割を果たします。
ダイエットを行うにはこの両方が確実に必要で、切っても切り離せません。
食事の頻度に関する質問は、個々人によります。皆それぞれ違った遺伝子を持ち、心理状態があり、個人的な嗜好がある事を理解しなければなりません。
その上で、上に挙げたような様々なダイエットの方法があるのは、それだけカロリーとホルモンに対する策を講じる道があるという事です。
つまり、「自分に合った方法を探す」というのが最終的な結論です。
一日6食かそれ以上で食事を行うのが合っている人もいるでしょうが、それだけが方法ではないため、自分の欲しい体型を維持できているor手に入れることができているなら、その食事方法は自分の体にマッチしているのです。
代謝を柔軟に保つために食事回数を時々変えよう
そのためにも、時々食事回数を増やしたり減らしたりと実験を行うことで、代謝が柔軟に機能するようになります。
もし普段から6食の食事を行っている人であれば、4食であったり、2食であったりと、代謝機能の維持と自分の体がその食事方法にどのように反応するのかを確かめてみるのが良いでしょう。
逆に一日3食しか食べていない人は、食事回数を増やすことで体重の変化を確かめたり、体の反応を実験する事で代謝を最適化することができます。
最終的には、自分に最適だと感じられる方法に戻るのが一番効果が高いダイエット方法になるでしょう。
結論:一日3食でも6食でもOK
- 自分に合った食事回数・方法を実験・実践を通じて探すべし
これにつきます。
カロリーの制限を行い、代謝機能を健康なレベルで保つ事が出来ているならば、食事回数は個人個人に合う方法で行えば良いのです。
それこそ1日1回でも、1日10回でもそれでダイエットが上手くいっているなら、その食事方法を続けるべきです。
逆に、体重の減少が停滞していたり、代謝が落ちているのを感じているならば、食事回数や方法の見直し・実験が必用だというサインになるでしょう。